肥料は生油粕がベスト
この場合生油粕を「肥料」と考えないこと。
飽くまでもラン菌の「エサ」と考えること。
自生地に「枯れ落ち葉」の代用品と考えること。
この生油粕を最初に食べるのはラン菌である。
窒素は・・・ほとんどラン菌が食べてしまう。
その後に落ちこぼれた余分の養分をラン菌から供給されてランが吸収する。
だから、生油粕を与えても「肥料の害」は起こらない。
この姿がランの自生地なのである。
ランに化学肥料を与えるのは、この自生地のシステムを削除した短絡的なやり方である。
直接根に肥料を施すこと。
当然、ラン菌による緩衝作用が削除されているから、簡単に硝酸態窒素の過剰吸収が起こり、
ナンプ菌の大好物の細胞になる。
こういうことは、自生地では絶対にありえないこと。
人間が勝手にラン菌のいない用土に植えて、勝手に考えた化学肥料を与えるからである。
早くゴールを目指す農業の概念をラン栽培に取り入れると、こういう問題が起こる。
ラン栽培と肥料の問題を、根本から考察する必要がある。
このように1年栽培すると、新しいランの根は「菌根」になり、元気な株になります。
一年後にSUGOI-neに植え替えるとき、新しい菌根を痛めにないように丁寧扱い、
水ゴケ時代の古根は水ゴケを一緒の取り除くと、前年植痛み、作落ちがない状態でSUGOI-neに移行できます。
水ゴケ栽培のものを直ぐにSUGOI-neに植え替えるより、
一年前から菌根にして置くと良いのです。
水ゴケの植えにSUGOI-ne1号を
一つまみ(10粒)程度上に置く。
その後潅水の湿度でラン菌が大繁殖。
この場所に生油粕ひとつまみ、ラン菌のエサとして与える。
鉢の表面全体にパラパラSUGOI-neを撒くよりも、
1箇所にまとめて置いた方が良い。
その理由はSUGOI-neが膨張したとき、鉢表面全体を
覆うより、部分を覆う方が根によいからである(着生ランの場合)
これでデンドロは素晴らしい生育になる。
他のランでも同じであるが、生油粕を1回にするか、
2回にするか、3回にするかの違いである。
更に自生地を再現するにはSUGOI-ne源液1000倍液を
栄養生長期の初めに2,3回1週間置きに与えると良い。
水ゴケで植え替えたデンドロ。
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水ゴケ、バーク、軽石、その他のコンポストで植えて間もない鉢。
植え替えを一年後にしたい場合。
こういう鉢を元気良くさせるにはSUGOI-ne、SUGOI-ne源液、生油粕で素晴らしい鉢にすることができる。
この元気良くした鉢を一年後SUGOI-neで植え替えると結果が素晴らしく良い。
SUGOI-ne栽培講座
水ゴケ、バーク、軽石植えのランを
元気良くするには・・・・・
宇井清太
konnposuto 1141